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 「私が初めて作った変形ものは、子供の頃に作ったペーパークラフトのゲッターロボでした」

 そう語る高島は、1987年、模型雑誌の作例として、三機のゲットマシンが合体する「ゲッター1」を作り上げた。しかし、「ゲッター1」一形態のみのそれは、「ゲッターロボ」というメカにとって決して「完全」な「変形」と呼べるものではなかった。

 それから約10年後、高島は再び「ゲッターロボ」に取り掛かることになる。
 「可能と思っているうちはどんなに無理のあるキャラクターでも立体化可能である」
 知人との話の中で、その持論の引き合いにでたのが「ゲッターロボ」であったのだ。「三種変形合体可能なゲッターロボ」の企画はここから始まる。
 企画書と設計図面を前にしながら、版権元でさえ、当初は実現不可能だと思っていたという。無理もない。高島本人でさえ、具体的な立体物のイメージを明確には持ちえないまま始まった企画なのだ。・・・が、彼の持論はその結果が証明した。

※写真のペーパークラフトは、個人的に制作したものです。商品「完全変形ゲッターロボ」とはいっさい関係ございません。

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 ©永井豪・石川賢/ダイナミック企画